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ダビデとゴリアテ
ダビデは手の中の石をじっと見つめた。彼の投石紐は腕からぶら下がり、袋は傍らにあった。彼はその石で何をしようとしていたのか。そして、あの鎧を着た背の高い男は誰なのか。あのように長い槍を手に、大げさに歩き回っているのは。
二つの軍が戦いのために整列していた。イスラエル人の軍とペリシテ人の軍である。イスラエル人の陣営は一方の丘の上にあり、ペリシテ人の陣営はもう一方の丘の上にあって、その間に谷があった。四十日の間、これらの軍は互いに向かい合っていたが、戦いはまだ始まっていなかった。ペリシテ人には、身長も力も非常に大きく、鎧をまとった巨人がいて、毎日出て来ては、イスラエル人に、自分と戦う者を送り出すよう挑戦していた。しかし、イスラエルの軍の誰一人として、ペリシテ人の代表戦士ゴリアテと戦う勇気はなかった。
その間、エッサイはダビデをイスラエルの陣営に、兄たちの様子を見に行かせていた。ダビデは巨人が言った言葉を聞き、自分が彼に立ち向かうと申し出た。サウルはダビデの申し出を聞いて、彼を呼び寄せた。サウルはダビデに、巨人と戦える力はないと言ったが、ダビデは大胆に答えた。「私を獅子の爪と熊の爪から救い出された主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださるでしょう。」ダビデは自分の力にではなく、神に信頼したのである。するとサウルは言った、「行きなさい。主があなたと共におられるように。」
ダビデは谷川に下りて行き、五つの滑らかな石を選んだ。それらを羊飼いの袋に入れ、投石紐を取り、ペリシテ人に近づいた。ゴリアテは彼を嘲ったが、ダビデは言った。「あなたは剣と槍を持って私に向かって来るが、私は万軍の主の御名によって来るのです。」
彼は石の一つを投げ、ゴリアテの額に命中させ、巨人はうつ伏せに地面に倒れた。するとダビデは走って行き、彼の上に立ち、ゴリアテ自身の剣で彼の首を切った。こうして神は、この若い羊飼いを用いて、巨人のペリシテ人を打ち負かし、投石紐と一つの石で彼を殺させたのである。



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