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Free百姓と悪魔
The Peasant and the Devil
Jacob Grimm and Wilhelm Grimm

昔々、狡猾な百姓がいました。その百姓は、その手管(てくだ)で遠近(えんきん)に知られていました。最も有名な話は、かつて悪魔をだまして、こてんぱんにやっつけたという話です。ある日、百姓は自分の畑で働いていました。
日が暮れかかった頃、彼は家に帰る支度をしていると、畑の真ん中に燃えている石炭の山を見つけました。驚いた彼は、近づいてみました。すると、生きた炭火の上に、小さな黒い悪魔が座っていました。「お前は宝物の上に座っているぞ!」と百姓は言いました。

「そうだとも」と悪魔は答えました。「お前が今まで見たこともないほどの金や銀が眠っている宝物の上にな!」「その宝物は私の畑にあるのだから、私のものだ」と百姓は言いました。「お前のものだ」と悪魔は答えました。「もし2年間、お前の畑で取れる作物の半分を私にくれるならな。
金は十分にあるが、大地の恵みが欲しいのだ。」百姓はその取引に応じました。「分け前を巡って争わないようにするために」と彼は言いました。「地上に生えるものは全部お前のもの、地下にできるものは私のものにしよう。」悪魔はそれで大いに満足しましたが、狡猾な百姓はカブを蒔いていたのです。
さて、収穫の時期が来ると、悪魔は自分の分の作物を取りに現れました。しかし、彼が見つけたのは黄色く枯れた葉っぱだけでした。一方、百姓は喜びながら、カブを掘り起こしていました。「今回はお前が上手くやったな」と悪魔は言いました。「だが、次はそうはいかないぞ。
地上に生えるものはお前のもの、地下にできるものは私のものだ。」「それで良し」と百姓は答えました。しかし、種まきの時期になると、彼はまたカブを蒔かずに、小麦を蒔きました。穀物が実り、百姓は畑に出て、実った穂を根元から刈り取りました。
悪魔が来た時、彼が見つけたのは刈り株だけでした。怒り狂った悪魔は、岩の裂け目の中へと去っていきました。「これで悪魔をだませるというものだ」と百姓は言い、宝物を取りに行きました。

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